昭和41年08月22日 夜の御理解



 (出だし途中から)
 ・・全教大会にお広前金光様がみんなにお話を下さっていまして、その時にお話の中に、それぞれ子供を持ってその子供がどうぞ良い子でありますようにというお願いをもたない親はないけれど、なかなかこの子は、内の子は良い子と、あの子はいいことどれもこれも良い子と思えるとするならば、自分自身がその子のためによい親であるかということを考えなければならんということを仰って居られますですね。子どもの中に屑の子があれば屑の子ほど可愛いと、これは人情でしょうね。
 本当に屑の子が居ればその屑の子が可愛い。でも可愛いだけではいけん。本当に可愛いと思うなら、その子のために良い親でなからなければならないという。只可愛いと云うておるだけではつまらん。その子のために良い親にならせて頂くということを、例えば不祥の子であるなら不祥の子であるほどに、親がそこんところをその子のために自分は良い親でありますようにと思うと同時にです、祈りと、又その精進がなされなければならんと言う様なことを仰って居られますね。 
 ですから、またそれを反対に頂いても良い訳です。内の親はよその親のようである、あちらのあんな親が良かろうと思う様な場合もありましょう。そんなら果して自分がその良い親のた立派な親であって欲しいと思うならば、自分がその親のために良い子であるかどうかということをまず考えてみなければいけない。自分は良い子になろうとせずに、親だけを良い親にさせようとして居ると言う様な事がありはしないかと、それを反対に頂くとそういう風にも頂ける訳なんです。
 どうも内の店は客筋が悪いと、例えばいう前にです、やはり自分自身がです、お客様から信頼の受けられる良い店主であるかどうかと言う事を先ず考える。客筋が悪いならやはり中心である所の主人のやはり質というものが向上しなければならん。どうも内の信者は行き届かんと、私が、教会の先生が言うたり思うたりするなら、言うたり思うたりする前にです、自分自身が行き届かない先生である事を気付かないかん。言うだけではおかげ頂かんですね。良い子であるように良い子であるようにと親が思う。
 その良い子であるようにと思うけれども、なかなか親の言う事を聞かん、良い子でないともうあの子は子供にかまわんと言う様な親もあるかも知れませんよね。けれども、本当に良い子でありますようにと思うならです、その子のために自分がよい母親であるか、良い父親であるかということを本気で思うてみなければならない。成程これでは自分は良い親としてのおかげを頂いていないことが分からして頂いたら、先ず子供より自分が改まらないかんことが分かり気付くでしょう。
 そこから子供が立ち上がる。子供はやはり神様がお育て下さるんですね。そういう心の状態に親がなる事を神様が喜んで下さるから心配しておった子供も良い子に神様が育てて下さる。自分が良い親でないのに、子供だけ言うことを聞かせよう、良い子にしようとしておっては金光様の一言のお言葉の中にそういう様な色々な事を考えたのです。どうでもひとつうちの子供ばかりはやはりいうことを聞かん、性質が良くない、誰に似てからあげんあるじゃろうかと例えば言うたり思うたりする前にです。
 その子のために、その子の前にです、いわゆる母親であり父親であるかということを本気でひとつ考えてみなければならん、そこに改まりがある、そこに神様がおかげを下さる。そこで親も助かれば子供の立ち行きの道が開けてくるわけなんですね。親の願い、又それが反対の場合に言ってもいいですよ。親に信心がないと致しましょうか、ほんとに強欲の親後しましょうか、どうした強欲非道の親じゃろうかと言う様な場合に果たして親の前に自分が良い子であるだろう、ということを考えてみてです、ね。
 自分が本気で改まる、良い子になろうと言う事の精進を本気でさしてもらう、そういう心根に神様は動きなさる、うちの親は分からん、うちの兄弟は分からん、という前に自分自身が良い兄弟であるか、良い親であるか、良い子であるかということを思うてみてです、本気でそこに取り組むところに神様の喜びを頂くことが出来る。そこには自分が助かるだけではなくて、その親が助かる、その子が助かるでしょう、兄弟が。例えば良いお店の主人にならせてもらうときに確かにお客さんが幸せをさげるでしょう。
 そういう喜ばれるお客さんのいわば良い客筋に向上していき、良い客筋が頂けるというおかげになってくるでしょう。非常に響きが大きいですね、金光様のお言葉の中から私は感じたんですけどね。どうぞ皆さん思い当たることはないでしょうか。子供が言う事聞かんときには自分自身がです、いわゆる一つ良いその子の為にですよ、その子の為にははたしてよい、父親であるか、良い母親であるかと思うただけで、こげな父親で立派な子になってくるのじゃないでしょうかね。
   どうぞ。